今回のウォーキングは、伊豆の天城トンネルから川津七滝を巡るもので約17000歩、3時間30分と久しぶりに長い距離であった。
1時限目:水生地下から、道がつづら折りになっている天城峠を歩き、旧天城山トンネル(トンネルの標高は710m前後でトンネル内はヒヤッとする)を抜けて、二階滝駐車場まで歩いた。途中には、川端康成のレリーフがあり、触ると頭が良くなるとのことで、今さらと思ったが触ってきた。また、天城峠の天城山トンネルは川端康成の小説、伊豆の踊子の舞台になっているところでもある。トンネル内は明かりがぽつぽつとあるが薄暗く、隣の人とぶつかってしまうぐらいであった。(トンネルの入り口と出口の写真参照)
2時限目:踊子歩道を渓流に沿って、山林浴も兼ねながら歩いた(写真)。時々ワサビ田も見ることができた。二階滝の駐車場から宗太郎園地までの約2Kmを40分ほどかかった。足元は枯れ枝や枯葉で、下を見て歩かないと転びそうな場所も多くあった。
3時限目:宗太郎林道(樹齢100年を超えた杉がうっそうと立ち並ぶ林道である。)を約2Kmを30分ほどかけて歩いた。写真のように宗太郎杉が真っ直ぐに伸び、素晴らしい景色であった。明治10年に植えられた学術保護林であり、宗太郎の地名はこの地を開発した人の名である。かって、アメリカ渡航に失敗した吉田松陰が唐丸籠でこの地を越えて行ったとのことである。
4時限目:釜滝から出会滝まで約1時間をかけて、河津の七滝を巡る。滝を「タル」と呼ぶのは平安時代から続いている貴重な民俗語で、水が垂れるという意味の「垂水(たるみ)」がそのルーツとのことである。釜滝は高さ22mで七滝のうち2番目に高い滝であり、写真のように迫力のある滝であった。初景滝は「踊子と私」のブロンズ像があり、その前で写真を撮った。七滝巡りはアップダウンが多く、最後の滝あたりでは膝が痛くなった。ゴールにて、名物のワサビソフトクリームを食べたが、ちょっとピリッとして美味かった。久しぶりの長時間のウォーキングで、クタクタとなり、帰りのバスでは爆睡であった。