今回のウォーキングは山背古道を歩くコースで約6Kmほどのウォーキングであった。
1時限目 今回は時間に余裕があり、ちょっとの間、古都奈良を楽しむことができた。平城宮に立ち寄り、バスから朱雀門(写真参照)、そして東院庭園を散策できた。平城宮は古都平城京の大内裏であり、奈良の文化財として東大寺などとともに1998年に世界遺産に登録された。朱雀門より北側の区画は天皇の住まいとして儀式や政治行事が行われていた平城宮で、いわゆる御所とのことである。約1300年前の時空を感じることができた。
2時限目 井手町の中央を流れる玉川(水際には山吹が咲いてきれいであった・・写真)に沿って地蔵院へと歩いた。途中に小野小町塚があり、触るときれいになるとのことでおばさんたちが触っていたが、その効果は?地蔵院は井手の里を一望することができる高台にあり、眼下に見える風景は「京都百選」の1つである。また鐘楼の横に植わっているシダレザクラ(写真)は京都円山公園に咲くシダレザクラと兄弟木とのことである。その上には橘諸兄一族の氏神として西暦731年に創立さてた玉津岡神社がある(写真)
3時限目 地蔵院から竹林を抜けて蟹満寺へと向かった。竹林には時節がらタケノコが一面に生えていた。蟹満寺は真言宗智山派の寺院であり、山号は普門山という。飛鳥時代後期の銅造釈迦如来坐像(像高240cm・・国宝)が本尊となっている。この寺は今昔物語集などに記載がある蟹の恩返しの伝承で有名である(写真)。しかしながら寺は立て直されたばかりのため、やや威厳がないように思われた。
今回は、古都奈良の付近を歩き、約1300年前の平城宮跡や釈迦如来坐像像などを見ることができ、当時の面影を感じることができ、大変楽しいウォーキングであった。