10月6日(土)に多治見で行われている第2回美濃焼祭りに行ってきた。美濃焼は黄瀬戸、志野焼、織部焼、黒瀬戸等が有名である。春の美濃焼祭りとは違い、この秋の陶器祭りはあまり知られていない為に、人出は少なく、じっくりと焼き物を見ることが出来た。
特に黄瀬戸は文字通り黄釉のかかった瀬戸焼の意味であるが、窯が隣接する美濃焼は、桃山時代には京都では広く瀬戸焼として理解されていたので、美濃焼の産であっても黄瀬
戸の名称がつけられたとのことである。私は、安藤日出武氏の黄瀬戸が特に好きである。なぜなら、この黄瀬戸は還元雰囲気で焼かれており、独特の味わいがあり、心が和むからである。
このような陶磁器祭りに何回も行くのは、単に陶磁器が好きである外に、新しい彩色や釉の改良、新しい焼成法など常に新しい手法が出てくるので、それを見るのが楽しいからである。