中小企業の経営者は様々な場面で会計(決算書)の活用の機会があります。税務申告報告だけでなく、中小企業の会計は以下の3つの基本的な活用があり、それを理解することで経営の高度化が図られると思われます。・・中小企業会計啓発・普及セミナーのテキスト参照
①受注開拓力・・顧客に喜んで頂き、仕入先などの協力業者に支援して頂くことが必要であり、その為には経営基盤がしっかりしていることが大切です。経営基盤を把握することで受注開拓力が発揮できると思われます。
②経営分析力・・自社
の強み(良いところ)、弱み(悪いところ)を客観的に把握することで経営の改善に繋げることができます。経営分析を行うことで改善の方法が見えてくるからです。
③資金調達力・・金融機関に対し自社の財務体質を正しく報告することで、支援を受けることができます。
上記の中で、②と③が特に重要になると思われます。この不景気の中では、金融機関の融資姿勢としては中小企業の支援が厳しくなるからです。今後は中小企業の会計が益々重要となり、中小企業の経営者には自律が望まれると思われます。