「信貴山・朝護孫子寺」自然と歴史ウォーキング

今回のウォーキングは、信貴山・朝護孫子寺の境内を歩くもので、ご利益を得ることと境内の紅葉を楽しむものであった。

信貴山は、今から1400年前、聖徳太子が物部守屋を討伐せんと戦勝祈願をしたところ、天空遥かに毘沙門天王が出現し、必勝の秘法を授かった。その日は奇しくも寅年、寅日、寅の刻であり、その御加護で勝利したので、聖徳太子自ら天王の御尊像を刻み伽藍を創建、信ずべし貴ぶべき山「信貴山」と名付けたとのこと。それ以来、信貴山の毘沙門天王は寅に縁のある神として信仰されており、世界一の福寅が置かれ、記念写真のポイントとなっている。(写真参照)

朝護孫子寺:醍醐天皇の御病気のため勅命により命蓮上人が毘沙門天王に病気平癒の祈願を行ったところ、天皇のご病気はたちまちに癒えた。因って天皇より、「朝護孫子寺」の勅号を賜ることになったとのこと。朝護孫子寺は、信貴山寺とも呼ばれ、多くの方に親しまれている。朝護孫子寺のある大和国信貴山は毘沙門天王が日本で最初に御出現になった霊地で、毘沙門天王の総本山である。本道からの眺めは素晴らしく、斑鳩方面の山や町並みを一望することができる。また、今の季節は写真のように境内の紅葉を眺めることもできる。

戒壇巡り:「戒壇巡り」は、心願成就を祈る修行の道場で、本道真下の暗闇の回廊である。長さ九間四面三十六間、暗い部分で約60m、約5分でお詣りができる。中には大きな鉄の錠前が掛かっており、この錠前に触れると如意宝珠に触れたと同じ功徳が与えられると言い伝えられ一願成就のご利益が授かるとのことである。実際に真っ暗の中を歩き、幸運にも錠前に触ることができたので、そのうちご利益があると信じることにした。

千体地蔵:信貴山の山門である仁王門の近くに色鮮やかな前掛けをを付けた千体地蔵が安置されている(写真参照)。千体ほど多くあるので、素晴らしい景色となっている。

白蛇:信貴山朝護孫子寺内に空鉢堂というお堂があり、ここではいつでも白蛇を拝むことができる。白蛇は弁財天のお使いで富をもたらすと言われ、大変縁起が良いものと広く信仰を集めているとのこと。この空鉢堂は信貴山の山頂にあり、片道20~30分であるがそれなりに急な参道を登らなければならない。その分ご利益も上々とのこと。今回は実際に白蛇を拝むことができ、金運がアップすると期待している。白蛇の写真は掲載しないので、実際に山頂まで登ってみると良い。

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